委員会傍聴レポート スタッフ・A

 滝沢区議より依頼されて、委員会の傍聴のレポートを依頼された。正直前提となる知識がない状態で前日に頼まれたので、どこまで書けるかどうかは判らない。とりあえず自分の感じたことを区民の視点で書いてみようと思う。

 
 傍聴は、3/12は13時から15時、3/14は13時から17時までの2回傍聴した。
 区議会事務室の前に行くと簡単に受付があった。名前と住所を記入すると、入場証と日程表を貰って、傍聴できる会議室に入った。100人は入るであろう大きな部屋だったが、傍聴席は10席ほどしかなかった。遥か奥にロの字型の机が配置されてあって、両サイドに議員、一番奥に議長(?)、手前に職員がずらっと並ぶ配置であった。傍聴席には音声はなんとか聞こえるけれど、どの議員が何を話をしているかは見えづい。印象的だったのが、大きな液晶ディスプレイがあったこと。会派名+時間のカウントダウンが表示されている。どういったルールで時間配分がされているかはわからないが、発言の持ち時間を表示しているようだった。
 

 

 自分に関わる内容でなければ、傍聴をするという行為は大変苦痛を伴うものである。それは何をやっているか、窺い知ることが出来ないからだ。そもそも、傍聴とは何のために存在しているのか、そして制度がどのようにデザインされているのかをもっと考える余地はあるな~、といったことを傍聴の間、感じていた。
以前見た区議会の傍聴と比べてみると、職員と議員のやり取りがエキサイティングだった。生の声が聴けるのは、良いことだとは思う。ただ、手元には資料がなく、事前のレクチャーもない。相当な集中力とある程度の前提知識がないと何を議論しているか意味不明だろう。
 

 

 そんなわけで、傍聴してメモはしてみたものの、今の自分の能力では再構成できるほどのものはない。(というよりも、私が書くよりも後日公開された議事録を読むほうが良いと思う。)

 江戸川区の傍聴について調べてみると、まず傍聴の根拠となるのが「江戸川区議会委員会条例」である。
(委員会の公開)第十六条 委員会は、これを公開する。ただし、議員以外の者に対する議会運営委員会の公開については、議案、陳情等の審査をする場合に限る。2 傍聴その他委員会の公開に関し必要な事項は、議長が別に定める。
とあり、これが区民が傍聴できる根拠となる。さらに調べると「江戸川区議会委員会傍聴規則」に基づいて、傍聴に関する細かい決まりごとが定められている。
 

 

参考:「江戸川区例規集」

http://www5.e-reikinet.jp/cgi-bin/edogawa/
 

 

 ただ、これらを読む限りだと、「傍聴ができる」ことは理解できるが、何のために傍聴が出来るか、なぜそのような制度があるのかはわからない。
 区議会のサイトにも傍聴ができることが書いてあるだけで、制度の趣旨は書いていない。
http://www.gikai.city.edogawa.tokyo.jp/guide4_2.asp

 批判ばかり書いてしまったが、自分なりに傍聴できることの意義を考えるなら、2つある。1つは「区政について判断する材料を得るため」、もう1つは、自分は支持している議員の仕事振りを生で見れるということだ。

 

 自分が関心を持っているテーマについて、何らかの形で関わっているとき、陳情や請願やロビイングをする時の武器となるヒントを得る場として使えるかもしれない。自分の反省めいた書き方になるが、傍聴をする前にまずテーマを持っておくことをお勧めしたい。